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1994年 春の九州行 6 [旅]

1994年の九州、最終回。
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今は亡き旧熊本機関区レンガ庫
この立派な機関庫も、新幹線工事の関連で跡形もなくなりました…。
熊本駅のホーム側にあった歴史ある建築物だったのに残念。
他にもちょっと前まで24系25型客車などが留置されていた留置線や転車台もなくなったようです。


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はじめて乗った787系つばめ8号
その室内設備の豪華さに驚かされました。
鳥栖駅までの乗車でしたが、ほとんどビュッフェで過していたような記憶がある。


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鳥栖駅
奥の12系客車は久大本線の普通列車用かな。
久大本線の客車列車は、廃止されるまでに何度か通うことになる。


鳥栖駅から基山駅まで移動。
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甘木鉄道甘木駅
国鉄時代に作られた長いホームに、ポツンと1両のレールバス


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甘木鉄道のあとは博多へ。
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新幹線博多総合車両所 博多南駅のホームから
当時、まだまだ新幹線の主役だった 0系、エース的存在の100系、そして最新鋭の300系が並ぶ。
0系も広窓の車両がまだたくさん残っていた。


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博多南駅

当時の駅前は人家はあるものの、なんとなく寂しい駅前だったような…。
今では駅ビルが建っているとか。
JR西日本の駅だが、駅員はJR九州の社員一人で、きっぷ販売から改札まで忙しそうだった。

586A列車で博多へ折り返そうと、車内で留置線の新幹線を眺めながら発車待ちをしていたら、乗っていた車両(25-835)の天井にあるルーバーから白い煙りと異臭が少しづつ車内に充満してきた…。
たくさんいた乗客も少しづつ他の車両に移動したりして、明らかに様子がおかしい…。

そのことを列車の最後尾にいた車掌に報告へ。
ニコニコしていて人の良さそうな車掌さんだったのだが、様子を見に行ってもらったら、そのうち血相を変えて戻ってきた。
当然、発車時間を過ぎても列車は動かない…。
しばらくすると車両所の方から、たくさんの係員がゾロゾロとやって来た。
なんだかんだと40分近く経ってから「ウヤ」決定。

旅先で、こんな車両故障でウヤになるなんて初めてのこと。
ましてや新幹線で…。

さっきの車掌さんと顔を合わせると「わたしもこんなの初めてですよ」と。
どうやら、クーラーのガスが漏れて車内に充満したらしいのだが、車掌さんが様子を見に行ったときには車内はガスで真っ白だったらしい。それでも何人かの乗客が残っていたとか…。
けっこう強烈な匂いだったと思うんだけどなぁ。

その車掌さん、駅の電話で列車指令に「わたし、これからどうしたらいいでしょう?」なんて聞いていたっけ。

博多南線自体は列車本数が比較的多いので、後続の列車で無事に博多へ戻ることができた。
私自身は博多でおみやげを買う時間が少なくなっただけで、実害はほとんどなかったのだが、今でも妙に記憶に残る出来事。
このときに博多駅で何気なく買った「名物めんたいこ」がものすごく好評だったのも心残る出来事。


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博多からは「はやぶさ」で帰路につく。


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門司まで担当の ED76 67


翌朝の「はやぶさ」はこちらで。


1994年 春の九州行 おわり
 


1994(平成06)年03月23日
熊本駅、鳥栖駅、甘木鉄道、博多総合車両所
Nikon F-801s, AiAF 20mm F2.8S, AiAF35mm F2.0S, AiAF85mm F1.8S, FUJI REALA
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