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JRバス船福線(訂正補足) [JRバス]

3月いっぱいで廃止された船福線
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福島駅前で発車を待つ船引駅行き船福線バス


昭和29年から東北本線福島駅と磐越東線船引駅を結ぶ路線として開設された国鉄バスの一般路線でしたが、とうとう3月31日をもって、JRバスとしての役目を終えました

まぁ正直、
細々とながら今まで運行していたのが不思議なくらいの超過疎路線で、とうとう廃止か…という印象です。

市販の全国時刻表には掲載されておらず、地元自治体の貸切による「自治体バス」という形態で運行を続けていたようで、飯野町−船引駅間では乗客はほぼ無の日が続くような運行だったと聞いております。

実際、過去に2回乗っていますが、福島駅−飯野町間はそこそこの乗客がいましたが、たまたまなのか飯野町−船引駅間で乗り合わせた乗客というのは、いつも0〜1人程度だったように記憶しています。


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福島駅前バス停にはすでに廃止された福浪線「浪江」や「問屋前」の文字が残る…
途中で乗換えれば行けるけどね

「下田」は船福線の途中にある折り返し便が存在したバス停
廃止されると言っても、4月からは福島駅前〜飯野町間は福島交通が代替バスを運行している


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飯野町バス停脇に保存されている C1260(車窓から)
バス停敷地一帯はかつての旧・川俣線岩代飯野駅跡地で、この C12 は松川駅から、現・真岡鉄道 C1266 と重連で自力回送され、そのままここに据え置かれたとか。
場所は回送当時とは多少移動しているみたいだけど、でもあまり状態はよくなさそう

飯野町から先は路地裏みたいな細い道を「こんなところバスが走るの?」と思ってしまうような細くクネクネした道路をゆっくりと走っていきます
すぐ脇には新しい広い2車線の道路があるのに、その道路は使わず、それこそ山間部の「集落」と呼ぶに相当するような家々の間を縫うようにゆっくり走ります

イメージ的には昭和30年代の田舎のボンネットバスが似合うような、そんな路線がそのまま残っていて、ある意味現代においてはとても貴重な路線だったのかもしれません


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船引駅前に到着したバス
バスはこんな田舎道を走らせるにはもったいない低床タイプ
乗り通したのは明らかにマニアさんと思われる人(自分も含めて)だけ…



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船引駅バス停


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バス停に無造作にくくり付けられた「船福線廃止のお知らせ」






長く続いた地味なローカル路線が、またひとつ消えました…

参考までに最終日前日までの時刻表を
休日用なので平日はもう少し本数が多くなりました
JRバス船福線.gif



2010(平成22)年03月下旬
JRバス福船線
Canon EOS IXE, EF17-35mm F2.8, FUJI nexia 400
Ricoh GX200
タグ:JRバス
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