SSブログ

「ミステリー列車が消えた」 [本]

初めて読んだ鉄道ミステリーです。
2008_1219_000.jpg
鉄道ミステリーの大御所、西村京太郎氏著作の小説で、初めて読んだ十津川警部モノになります。

数ある西村京太郎シリーズの中で、なぜこの本を選んだのかというと、
EF65 1000 番台が表紙だったからです(w

当時、初めて買った N ゲージが TOMIX の EF65 1000 番台と24系25形客車のセットだったので、その辺りからこの本を選びました。

小説のあらすじは…
『行き先不明のブルートレイン「ミステリー号」が東京駅を出発したまま消息を絶ってしまった。ほどなく犯人から身代金を要求する連絡が入る。全長250メートルに及ぶ列車を400名の乗客ごと誘拐するという前代未聞の犯罪に、十津川警部の活躍は?』
(背表紙あらすじから引用、一部省略)
という内容なのですが、この中で「寝台特急ゆうづる号(客車)」が舞台のシーンがありまして、
その中の一文を読んで、子供心ながら思いっきり驚いた部分がありました。

それがこれ。
2008_1219_002.jpg

思わず「おぉぉ!!」と感動してしまいました。
丸印は当時思わず付けてしまったものらしいです。覚えていませんが…。


この小説…。
ある程度、鉄道のシステムを知っている人ならば思わず「ありえねぇ〜」と言ってしまうような、強引というか何と言うか、そんな部分がかなりあるので、その点、あくまで「物語」として読めばいいのかなと思います。
でも、この小説のおかげで「東海道本線にはこんな駅があるんだ」とか「その支線にはこんなモノが残っているんだな」等々を知る事が出来ました。

鉄道に関する情報が限られていた当時。
インターネットなど無い頃、田舎では鉄道関連の雑誌もそう簡単に手に入らない環境の中では、こういう小説でも貴重な情報源のひとつだったのです。

内容についてはネタばらしになってしまうのでこの程度にしますが、他にも常磐線の駅名が多数出てくるので、車窓風景などを思い浮かべながら、「ここはこの辺りかな」等と想像して読めば楽しめるかと思います。
今でもAmazonで販売しているみたいです。


個人的には宮部みゆき著『火車』に通じるような部分を感じる、というのは言い過ぎですかね(w
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。