2007年03月31日(土) お別れの季節その2 [JRバス]
福島県内でジェーアールバス関東が運行しているバス路線としては「白棚線」が有名ですが、そのほかに「磐城北線」と「磐城南線」があります。
その中の磐越東線・小野新町駅と水郡線・磐城石川駅を短絡する目的で設立された「磐城北線」が、3月いっぱいでジェーアールバス磐城北線としての運行を静かに終えました。
最後は1日5往復の運転でしたが、それも土曜・休校日は朝夕の2往復のみとなり、日曜・祝日は全便運休という乗り潰し派にとって、かなり厄介な路線でした(w
小野新町駅で静かに発車を待つ8時5分発204便
終点の磐城石川駅までは約1時間。
小野新町駅前のバス停。国鉄バス時代の旧型でもうボロボロだ。
磐城北線路線図。JR Bus Iwaki North-line と書いてある。
外が真っ白なのは朝日と朝霧のせいです。
この日は土曜日だったせいもあるようですが、乗客は小野新町駅の駅前から高校生2人(さぼり?)と私1人で、それも途中で皆降りてしまい、石川町に入るまでは私1人でした。
磐城石川駅のバス停。こちらは新型です。
時刻表どおり9時5分には終点・磐城石川駅に到着。降りるときに運転手さんと少し話をしてみましたが、普段もこれぐらい少ないから今度の3月いっぱいでJRから福島交通になる予定。と話してました。
気がつけば、たくさんあった国鉄バス・ジェーアールバスの路線もほとんどなくなってしまいました。
常磐線沿線でいうと、羽鳥線(友部駅-羽鳥駅)、高萩は営業所そのものがなくなってしまいました。福浪線(福島駅-浪江駅)、相馬海岸線(相馬駅-原釜)、山下駅や坂元駅から出ていた山下線、坂元線…。
もっと乗っておけばよかったなぁと思います。バスとはいえ有人駅では硬券の切符を売っていたし、国鉄のころは「平-(磐城北線経由)-磐城棚倉」などという鉄道路線と連続した切符を作ることもできたんですよね。
磐城北線は、4月からは福島交通の一路線として運行されています。
2006(平成18)年10月28日(土)
Canon IXY DIGITAL70
こちらもこんばんは。
なるほど、こういう楽しみ方も有るのですね。
私はドライブが好きなのでバスには滅多に乗らないのですが、こういう楽しみも面白いと思います。
それにしてもこういう路線も有ったのですね。 小野新町から磐城石川って、鉄道で考えると遠そうに思いますが、地図で見るとそれほどでもないのですね。
ところで、岩城南線というのは何処を走っているのでしょうか?
それと、私のブログのブックマークに追加させていただいてもよろしいでしょうか? ぜひお願いします。
それでは、またよろしくお願いします。
by Brass_solder (2007-04-03 21:09)
Brass_solderさま
いつも、お世話になっております。
バスは一度レールを引いたらルートはほぼ変わらない鉄道と違って道路なので路線の改廃が激しく、また鉄道よりかなりディープな世界なのでよくわからないというのが本音なんです…。
磐城南線は現在では「磐城棚倉-東白農商-祖父岡」という路線になっているようです。
かつては「磐城棚倉-磐城浅川-磐城石川-竹貫-植田」を結び、「磐城南本線」という立派な名前のついた路線だったようです。
鉄道敷設法だかに「石川より植田に至る線」という予定線があるらしく、その先行路線としての意味もあったようですが、昭和55年ごろに石川-植田間は廃止となって、今残っているのは磐城南線の支線の一部のようです(実質白棚線の一部になってます)。
国鉄バスは鉄道の雰囲気を濃く漂わせていたバス路線でしたが、JRになってからは合理化で駅の廃止が進んでつまらなくなりました。
乗り入れの件につきましては、こちらからお願いしようと思っていましたところでした。あちこち流転していたブログもやっと落ち着いてきましたところなので。
コメント、ありがとうございました。
by 751010 (2007-04-04 00:00)
こんばんは、ご教示ありがとうございます。
やはり磐城南線も本体はなくなってしまったんですね。 それにしてもこの路線って、全部乗ったら大旅行の気分が味わえそうです。 「竹貫」は古殿の地名ですよね。
そういえば御在所峠で遠野行きの福島交通バスとすれ違った事がありますから、乗ろうと思えば可能なんでしょうけど。
ブクマの件は快諾ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
by Brass_solder (2007-04-04 22:41)