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「泥沼」のはじまり… [カメラ]

「カールツァイス」という泥沼にハマったキッカケがこれでした。
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高校時代から ”Made in (West)Germany” という言葉に、何となく気になっていたカメラブランドがありました。
それがドイツにあるカール・ツァイスと京セラの「CONTAX」です。

昔は、国産メーカーよりも高級ブランドという位置づけで、特にカールツァイスレンズは高校生には(サラリーマンでも)手が出しにくいお値段のものが多かったです。(中にはリーズナブルな製品もありましたが)

そんな自分には雲の上にあるブランドだと思っていたコンタックス(京セラ)が1990年に発売したのが「CONTAX T2」という定価12万円の高級コンパクトカメラです。

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 コンパクトで丈夫なチタン製のボディを身にまとい、金属の冷たさと重量感が手に持ったときに心地よく、いい写真が撮れそうだと感じさせてくれるカメラです。

高級コンパクトカメラとして発売されただけあって、コンパクトカメラ初のチタンボディ、サファイアを使ったシャッターボタン、ファインダーはプリズムを使用して、ファインダー表面と接眼部にはサファイアガラス、フィルム圧板はゆがみの少ないセラミック製。そして、レンズは「カールツァイス T* ゾナー38mm F2.8」と高価な部品を贅沢に使ったカメラでした。

当時、新宿の某カメラ量販店にT2を買うかどうか迷いながら向かっている途中、ATMでお金を下ろしたら全部1,000円札で出てきたのもいい思い出です(笑)
(店員がたいへんそうだった)

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カメラとしては38mmレンズひとつの単焦点カメラですが、その独特の描写性とシンプルな操作で、コンパクトデジタルカメラを入手するまでは、どこに行くにもポケットやカバンに入れて持ち歩いていたカメラです。
そのためか、2年ぐらい前にメーカーにオーバーホールに出したら多数の部品交換や再調整をされました。

コンタックス終了直前にT3を購入したこともありオーバーホール後はほとんど出番はありませんでしたが、最近昔撮った写真を整理していたら、また使いたくなってフィルムを詰めて持ち歩いています。

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これは昔撮った写真ですが、こういう斜光のある景色を撮るといい感じになることが多いような気がします。ピシッとしたピントの写真も撮れるのですが、どちらかと言うと「ちょい甘」な感じの写真になる事が多く、それが本機の特徴だと思います。
そんな独特の雰囲気が侵され、次第に徐々に赤いマークの付いたレンズが増えていき、その後しばらくはコンタックスばかり使うという道をたどることになるのです…。


T2は1997年に生産終了するまで92万台が販売され、ロングセラーとなったカメラだけに、その魅力はまだまだ失われないと思います。
タグ:CONTAX T2
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